“作って終わり”が命取り? WEBサイト運営の落とし穴と対策

今回はサイトの保守のお話です。

17年以上サイトの運営にかかわってきた経験を元にお話しします。

保守を外注した方がいいか、放置しても大丈夫か気になっている人の参考になると思います。

サイトの保守は必要なのか?

結論から言えば、保守は必要です。

たとえ、アクセスが少ないサイトでもWEB上に公開している限りは、セキュリティのリスクが存在し続けます。

事業の大きい小さいにかかわらず、信用と担保するにはサイトの保守は必須です。

WEBサイトの保守は業者に任せた方がいいか?

社内にエンジニアがいれば、自社で保守することもできます。

社内にエンジニアがいなければ、社外の業者に依頼をして保守をすることをおすすめします。

保守をしないとどうなるのか、実際に相談頂いたトラブル事例と対策例をご紹介します。

セキュリティリスクの増大事前予防例
  • ハッキングや不正アクセスの標的になりやすくなる。
  • サイトにアクセスした人にマルウェアを感染させる。
  • マルウェアに感染したり、サイトが改ざんされたりする。
  • サイトが完全に乗っ取られ制御できなくなることもある。
  • 大量のスパムメールの踏み台にされる。
  • 取引先や顧客に迷惑をかける。
  • 最悪、ニュースになるような大問題に発展する。
  • サーバーのphpのバージョンを最新に保つ
  • OSやWebサーバソフトウェアの定期的な更新
  • CMSやプラグインの最新バージョンへのアップデート
  • 使用しているライブラリやフレームワークの更新
  • ワードプレスのバージョンを最新に保つ
  • プラグインの更新
  • 開発が終了したプラグインを代替プラグインに差し替え
  • 退職した社員のアクセス権を無効化
  • 定期的なパスワード変更
  • VPNアクセスの停止
  • 退職した社員のメールアカウントの停止
表示速度の悪化対策例
  • アクセスが増えることでサイトの表示スピードが低下。
  • ユーザーストレスの増加。
  • サーバーがダウンするリスク。
  • 顧客や取引先からクレームが来るリスク。
  • サーバーの残容量の確認
  • サーバースペックの増設
  • ロードバランサーなどのアクセス分散
社会的信用力の低下対策例
  • 古い情報や不正確なコンテンツがサイトに残り、信頼性が低下する。
  • 画像が古くなることで、古臭いサイトに見える。(画像の賞味期限は1~3年)
  • 適宜最新情報への更新
  • 写真を最新のものに差し替え
サイトが表示されなくなるリスク対策例
最新のブラウザやデバイスとの互換性が失われ、正常に表示されなくなる可能性がある。
  • サイト公開後にリリースされた最新デバイスでの動作確認
  • 複数のデバイスでの動作確認
  • 複数のOSでの動作確認
  • 複数の主要ブラウザでの動作確認
  • 外部APIを最新に保つ
SEOへの悪影響対策例
  • 検索エンジンでの順位が下がり、アクセス数が減少する可能性がある。
  • 社会的情勢の変化やトレンドの変化に対応できず、アクセス数が減少する。
  • 検索ユーザーの検索意図の変化により、アクセス数減少する。
  • 常に最新の情報を調べ、サイトに反映させる。
  • コンテンツを最新に保つ。
  • Googleアナリティクスのタグを最新に保つ。
ビジネスへの悪影響対策例
  • 機能の不具合や表示の乱れにより、ユーザーの満足度が低下する。
  • 顧客からの信用力下がり、新規顧客の減少、既存顧客離れのリスクが増える。
  • 競合のサイトがコンテンツを充実を図る中、顧客から見て、見劣りする。
  • 競合のサイトに比べ、必要なコンテンツが不足すると問い合わせ数の減少。
  • フォームが動かなくなり機会損失につながる。
  • 適宜最新情報への更新
  • 写真を最新のものに差し替え
法的リスク対策例
  • 個人情報保護などのコンプライアンス違反のリスクが高まる。
  • 個人情報漏洩など、訴訟リスクが高まる。
顧問弁護士と連携し規約やプライバシーポリシーの更新

よくある質問

サイトは経年劣化するものなの?
します。サイトは様々なプログラムが互換性の中で動いていて、1つのシステムの互換性が保たれなくなると、表示されなくなったり、セキュリティが弱くなることがあります。
なにもメンテナンスしなくても表示されなくなる可能性はあるの?
十分あります。サイトはプログラムなど機械言語で出来ていますが、色々なシステムがそれぞれの役割を果たして1つのサイトを成り立たせています。公開したら永遠に動き続けるわけではありません。
何かトラブルがあってから対応しては遅いの?
重大なトラブルが起きると、回復させるには多大な労力とコストがかかります。
レンタルサーバーと契約しているけど、保守は必要?
必要です。サーバーはサーバーで、サイトはサイトです。サイトはサーバーの上にありますので、サイトのメンテナンスを怠れば最悪ハッキングやサイトが表示されなくなります。

サイト保守の相場

保守にも濃淡があり、最低限の保守から売上を上げるための総合的な支援まであります。貴社の事業のゴールと照らし合わせて最適な保守プランを検討してください。

目的範囲と項目
必要最低限の保守

相場:1〜3万円

・ドメイン/サーバー保守
・テキストコンテンツの更新
・不具合の対応
包括的な保守

相場:3〜6万円

  • ドメイン/サーバー保守
  • テキストコンテンツの更新
  • 不具合の対応
  • メールサーバーの管理
  • ワードプレス等のCMSの管理
包括的な保守+WEBマーケティング

  • サイト運用業者の一本化
  • WEBサイト上の集客力アップ
  • ブランディング
  • 検索順位アップ

相場:6万円〜

  • ドメイン/サーバー保守
  • コンテンツの更新
  • 不具合の対応
  • メールサーバーの管理
  • ワードプレス等のCMSの管理
  • サイトの継続的改善
  • 新ページ追加

 

保守に含まれないもの

保守に含まれないもの月額費用
広告運用
ランディングページPDCA
広告レポーティング
30万円~
ランディングページ作成30~100万円
MAツールの運用支援20万円~
コンテンツマーケティング支援30万円~
LINE等のCRMの管理5万円~
新機能の追加5万円~

今の保守運用業者に満足してますか?

  • 対応が遅い
  • 費用が妥当かわからない
  • 保守運用業者とマーケティング会社を一本化したい
  • 売上アップも支援できるサイト運用者に相談したい

サイト運用歴20年22業種以上の小長谷が最適な保守運用プランを提示します。

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