今回は、新規事業を始める際に本当に大切なことについてお話しします。
特に、これから起業を考えている方や、新しい事業展開を検討している経営者の皆さんに役立つ内容です。
「儲かりそう」だけじゃダメ?
新しい事業を始めるとき、多くの人がこんな理由で決めがちです。
- 儲かりそうだから
- 今トレンドだから
- かっこいいから
- やりたいから
- 得意分野だから
確かに、これらも大切な要素です。
でも、ちょっと待ってください!
もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
本当に大切な質問:「なぜあなたがやるのか?」
ここで考えてほしいのは、「なぜあなたがそれをやらなければならないのか」ということです。
例えば、新しくラーメン屋を開こうと思ったとします。
でも、他の人でもラーメン屋はできますよね。
そこであなたにしかできない理由、あなたがやる意味を見つける必要があるんです。
競合が増えたときの心構え
事業を始めたばかりのときは、競合も少なくて順調かもしれません。
でも、ライバルが増えてきたらどうでしょう?
「そもそもなんでこの事業始めたんだっけ?」こんな風に思い始めたら要注意です。
儲からなくなってきたからって簡単に逃げ出していたら、大きな成功は掴めません。
信念と情熱の力
ここで大切になってくるのが、あなたの信念と情熱です。
例えば、さっきのラーメン屋の例で考えてみましょう。
単に「儲かりそうだから」始めたラーメン屋と、「日本の伝統的な味を世界に広めたい!」という強い想いで始めたラーメン屋。
どちらが困難を乗り越えられそうですか?
信念があれば、苦しいときでも踏ん張れます。
新しいアイデアも生まれやすくなります。
儲かる商売ほど競合が増えるものですから。
そんなときに心の支えになるのが「なぜ自分なのか」ということです。
「想い」「情熱」「使命感」「高い目標」「自分の事業で世の中を変えたいこと」「お金にならなくてもやりたいこと」と言う言葉が当てはまるかもしれません。
ビジネスはきれいごとだけでは成立しませんが、創業者の中にある確固たるきれいごとを貫くことは大切なことだと思います。
事業計画に「想い」を盛り込もう
事業計画を立てるとき、数字だけでなく「なぜこの事業をやるのか」という想いも書き込んでください。
これは投資家の心を動かす重要なポイントになります。
「最近はやっているから」よりも、「こんな想いがあってこの事業を始めたい」という方が、ずっと説得力があります。
実例:コンサルタントになった理由
ここで、私が事業コンサルタントになった理由を例として紹介します:
- 元々、会社で社内コンサルのような仕事をしていた
- ビジネスモデルを考えるのが楽しくなった
- 趣味で企業の成功事例を研究するようになった
- その知識を活かして、クライアントの役に立てる実感があった
- コンサルティング会社に転職後もそのノウハウが活かせた
- 自分なりのコンサルパッケージでクライアントの役に立ちたかった
このように、事業を始めた理由に筋が通っていると、説得力が増します。
まとめ:あなたの「なぜ」を見つけよう
新規事業を始める前に、ぜひ自分の「なぜ」を見つけてください。
それは
- あなたの情熱の源
- 困難を乗り越える力
- 他の人と差別化できるポイント
- 投資家や顧客の心を動かす要素
になります。
数字も大切ですが、それと同じくらい「想い」も大切です。
あなたの熱い想いで、周りの人の心を動かしてください。
それこそが、マーケティングの本質なんです!
あなたの「なぜ」は何ですか?
それを見つけることが、成功への第一歩になるはずです。
1984年神奈川県足柄上郡生まれ。
大事なのは売上より利益です。脱・価格競争コンサルタントとして、できるだけ広告費を減らしながら売上を増やせる方法をお伝えしています。