良い雰囲気の会社を作るのもマーケティング

良い雰囲気を作るはマーケティングであり、ブランディングにつながります。

今回は、会社の雰囲気づくりについて、マーケティングの観点から考えてみたいと思います。

こんな方々の役に立つ内容です。

  • 売上が伸び悩んでいる経営者の方
  • 新規事業が進まないプロジェクトマネージャーの方
  • これから起業を考えている方
  • ビジネスを始めたばかりの経営者

言葉が足りないと不信感が増す

皆さん、こんな経験はありませんか?

「社長の言っていることがよくわからない…」
「上司の真意がつかめない…」

実は、これってとても危険な状態なんです。

社長や上司の言葉が足りないと、社員の不信感が増えてしまいます。

例えば、お弁当屋さんを始めたとしましょう。

店長(社長)が「今日はこれを作って」とだけ言って、詳しい説明をしなかったら、スタッフはどう思うでしょうか?

「なぜこれを作るの?」「どんなお客さんのために作るの?」といった疑問が湧いてきますよね。

とりあえず分かったつもりで作ったものの、

「社長の意図とは違うものが出来上がった…」

「無駄に時間がかかった…」

そんなことが起ります。

もしかしたら誰でも一度は経験があるかもしれませんね。

それ仕事を任された側が思うのは、

「それならそうと最初から言ってほしい」と不満が出てくるわけです。

指示が曖昧だと二度手間になる

指示が曖昧だと曖昧なものしかできません。

こだわりがあるなら、仕様を細かく伝える必要がありますし、こだわりがなくてとりあえずやってみてほしい仕事ならそう伝える方が良いですね。

「自分ができることは他人もできる」は思い込み

何のためにやるのか?そんなこと自分で考えてほしいと思っても、経験がない人は考えられないものです。

教えるのが苦手な人は、自分ができることは誰もができると思ってしまう傾向があります。

この考え方が根底にあると、「教え方が下手だと」言われたり、「依頼されたけど何から着手していいかわからない」、といった疑問が沸き起こって、プロジェクトが進まなくなるんです。

結果、水面下で生産性が下がってしまいます。

良いチームワークの基礎は信頼関係

社員が社長を信用できなければ、良いチームワークはできません。

その逆もしかりです。

チームワークが悪いと、お客様の満足度も下がり、じわじわと売上が下がっていきます。

つまり、社内の雰囲気づくりは、実はマーケティングの一環なんです。

良い雰囲気の会社の特徴

良い雰囲気になっているか確認してみてください。

  1. 社員同士で元気な挨拶をしている
  2. 役職や立場に関係なく、それぞれの意見が受け入れられる風土がある
  3. 互いに理解し合おうとする雰囲気があります
  4. 末端の社員まで経営状況や経営方針が適切に共有されている
  5. 社員同士の成功を認め合える制度と文化がある
  6. 社員それぞれの個性や考え方が尊重され、受け入れられる制度と文化がある
  7. 新しい仕事に自ら手を上げる社員が多い
  8. 会議で活発な議論や会話がある
  9. 年齢層に偏りがなく若手から50代の社員も生き生きと働いている
  10. 社外への人へも元気に挨拶をする文化がある

これらの特徴は、社員のモチベーションを高め、生産性の向上や離職率の低下につながります。

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小長谷直登

良い雰囲気の会社では、社員が安心して働き、自己実現できる環境が整っていますよね。

なんでも言える関係を作るには

では、どうすれば「なんでも言える関係」を作れるのでしょうか?

  1. オープンなコミュニケーションを心がける
    • 忙しくても定期的なミーティングを開催する
    • 社員の意見を積極的に聞く姿勢を見せる
  2. 感情的に怒らない
    • 冷静に対応することで、社員が意見を言いやすい環境を作る
    • 問題点を指摘する際も、建設的な態度を保つ
  3. 具体的な説明を心がける
    • 「なぜそうするのか」の理由を明確に伝える
    • 曖昧な表現を避け、具体的な言葉で伝える
  4. フィードバックの制度と文化を作る
    • 良い点も悪い点も、率直に伝え合える評価制度を作り長期的に文化を作る
    • 相互理解を深めるためのコミュニケーションツールを導入する

良い雰囲気の会社を作るには制度を作りそこから文化を育むことです。

まずは制度という法律を作ること。

そして制度が定着して当たり前になっていくと文化になっていきます。

社員の覇気がないのは、経営陣とのコミュニケーション不足があるかもしれません。

社員は不満があっても本音は言いません。

ただし、水面下で仕事のパフォーマンスは下がります。

そして、顧客対応の悪化にもつながっていきます。

良い仕事をする源泉は、良い会社の雰囲気ですね。

まとめ:良い雰囲気は会社の財産

良い雰囲気の会社を作ることは、実はとても重要なマーケティング戦略なんです。

なぜなら

  1. 社員のモチベーションが上がる
  2. 創造性が高まり、新しいアイデアが生まれやすくなる
  3. お客様への対応が良くなり、顧客満足度が上がる
  4. 他の会社から見て良い会社だと思われ取引先の信頼が得られる
  5. 結果として、売上や利益の向上につながる

経営者の皆さんも、自分の会社の雰囲気について考えてみてください。

「なんでも言える関係」と制度と文化を作ることで、きっと売上が何倍にも変わるはずです。

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