今日は、集客には欠かせない「キャッチコピー」の作り方を解説していきます。
これからHP（ホームページ）を作って集客していこうと考えている方やHPをリニューアルして売上を増やして行きたい事業者さんにも役立つ内容ですよ。
キャッチコピーは短いほど伝わる
ビジネスで何かを伝えたいとき、つい長々と説明してしまいがちですよね。
その気持ち、よくわかります。
でも、実は長い文章ほど伝わりにくいんです。
なぜでしょうか？
それは、誰もが「パッと見てわかりやすい」ものを求めているからです。
忙しい現代社会では、誰もが時間に追われています。
そんな中、長い文章をじっくり読んでくれる人はほとんどいません。
キャッチコピーの威力
ここで登場するのが「キャッチコピー」です。
キャッチコピーとは、短い言葉で人の心を掴む技術のことです。
「キャッチ」は「捕まえる」という意味で、「コピー」は「言葉で人の心を動かす技術」を指します。
つまり、キャッチコピーは「お！なんだろう！」と注目を集め、興味を持ってもらうため武器なんです。
短い言葉の力
では、実際にどんなキャッチコピーが効果的なのでしょうか？
いくつか例を見てみましょう。
1. 「お口の恋人」（ロッテ）
2. 「やめられない とまらない」（カルビー）
3. 「そうだ 京都、行こう。」（JR東海）
4. 「お、ねだん以上。」（ニトリ）
これらのキャッチコピーに共通するのは、短くて覚えやすいということ。
そして、商品やサービスの特徴を巧みに表現しているんです。
優れたキャッチコピーの特徴
優れたキャッチコピーには以下のような特徴があります。
15文字以内で短く簡潔である
人がパッと認識できる限界は15文字以内と言われています。ヤフーニュースの一覧も15文字以内で作られていますので、できるだけ削って短い言葉にしましょう。
具体的なお客さんのメリットを示す
抽象的な表現ではなく、顧客が得られる具体的なメリット（利益）やベネフィット（得られる体験）を明確に伝えます。
なにそれ！？と言われる独自性や新規性を入れる
思わず、「何それ！？」と頭に？でるような意外性のある言葉は、他にはない特徴や新しい価値を強調し、興味を引きつけます。例えば、脱・税理士スガワラくんもキャッチコピーではありませんが、初めて聞いた人は思わず「何それ！？」と思うと思います。
記憶に残りやすい
リズムや韻を踏むなど、耳に残る表現を工夫して記憶に残りやすくします。ふとしたときに思い出して検索してもらうときに、思い出させる言葉になっていると優れたキャッチコピーになっていると言えます。
実態と乖離していない
誇張表現は避け、実際の商品・サービスと一致した内容にします。
今すぐやらなきゃと思わせ行動を促す
「今すぐ」「限定」など、顧客の行動を促すような言葉を入れます。
数字を効果的に使う
具体的な数字を入れることで説得力や信頼性を高めます。
ターゲットを明確にする
誰に向けたメッセージなのかを明確にし、的を絞った表現にします。
これらの要素を組み合わせることで、印象的で効果的なキャッチコピーを作ることができます。
ダメなキャッチコピーの特徴
一方でダメなキャッチコピーには以下のような特徴があります。
ターゲットが不明確
特定の顧客層に向けた訴求ができていない。「誰にでも」などと広すぎるターゲット設定をしている。
具体性に欠ける
「多くの方に好評」など抽象的な表現で、具体的な数字や事実が示されていない。
顧客メリットが不明確
商品の特徴だけを述べて、顧客が得られるベネフィットを伝えていない。
ありきたりな表現
他社と差別化できていない、よくある表現を使っている。
信頼性に欠ける
誇張表現が多すぎたり、非現実的な内容で信用できない印象を与える。
中身がない美辞麗句
イメージだけで具体的な内容に乏しい。
挑発的・煽り過ぎ
過度に刺激的な表現で不快感を与える。
商品の特徴だけを羅列
スペックなど、顧客にとってのメリットに結びつかない情報のみを並べている。
顧客の痛みに触れていない
ターゲットが抱える課題や悩みに訴求できていない。
長すぎる・複雑すぎる
一目で理解できないほど長文だったり、難解な表現を使っている。
これらの特徴を避けることで伝わるキャッチコピーに近づきます。
キャッチコピーの作り方の手順
では、どうやってキャッチコピーを作ればいいのでしょうか？
基本的な手順は以下の通りです。
- 商品・サービスの特徴を洗い出す
- ターゲット顧客を明確にする
- キャッチコピーを見てターゲット顧客にどう行動してもらたいか言葉にする
- あなたの商品を買ったらどうなれるのか短く、印象的な言葉にまとめる
- 他人に見てもらい印象を聞いて磨き上げる
プロの力を借りる
キャッチコピー作りは簡単ではありません。
プロのコピーライターの力を借りるのも一つの手です。
プロのコピーライターは、現在のお客さんの声を聞き、それを魅力的な言葉に変換する技術を持っています。
BtoBビジネス（企業間取引）であっても、最終的に決定を下すのは人間です。
だからこそ、心に響くキャッチコピーが必要なんです。
まとめ
キャッチコピーは、ビジネスの世界で大きな力を持っています。
短い言葉で人の心を掴み、興味を引き出す。
「短く伝える技術」これは、仕事でも日常生活でも役立つスキルです。
ぜひ、身の回りのキャッチコピーに注目してみてください。
そして、自分でも短い言葉で魅力を伝える練習をしてみましょう。
きっと、コミュニケーション力が大きく向上するはずです！
1984年神奈川県足柄上郡生まれ。
大事なのは売上より利益です。脱・価格競争コンサルタントとして、できるだけ広告費を減らしながら売上を増やせる方法をお伝えしています。